2010.04.13 martes
「日本に行ったら本物の寿司が食べたい」と言っていたアグスティンでしたが、普段の食事はきわめてアルゼンチン的でした。しかし5年ほど前に病気したときからコレステロールに気をつけるようになって、肉はそれほど食べなくなったようです。そしてサーモン以外の海産物はあまり得意ではない。そこでほとんどの食事がサンドイッチ・パン・パスタのどれかになります。食べる量も決して多くなく、移動→リハ→本番のサイクルで思うように食事が取れない上に、アグスティンの食生活にあわせていたので、我々の方がいつも空腹状態、結局数キロのダイエットに成功する結果になりました。
一見健康に気を遣っているようなアグスティンですが、チョコレートが大好きで、パンのバターもたっぷり、コーヒーの砂糖もたっぷり。それだったら赤身の牛肉とかの方がよっぽど身体にいいんだけどなあと思いつつ、ピーナッツ・チョコやチロル・チョコ(バナナ味がものすごく気に入ったのですが、行く先々のコンビニでは二度と見かけませんでした)を差し入れておりました。
名古屋で行った寿司屋ではけっこういろいろ食べていました。うなぎの握りは微妙だったみたいですが。それより驚いたのは箸の使い方が上手なこと。向こうの寿司屋で教わったそうですが、やはり手先が器用なのか今時の日本の子供たちよりよっぽど上手でした。
文:西村秀人