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『わくわくラテンマガジン』 【Wak-Wak.latina】
(2001/01/22)
創刊号/Vol.01 ブエノスアイレスの週末
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はじめまして、Tannyです。
真夏の南半球、アルゼンチンからお届けします。
創刊が遅れて申し訳ございませんでした。
さて、第一回めは、ラテンの人々の時間の過ごし方について。。。
休日祝日その他ちょっとのあき時間でも寸暇を惜しんで
動き回る日本人、私も日本にいるときは、暇であることに
罪悪感さえ感じることがありました。
それと好対照なのがラテンの人々。
「何にもしない時間・・・」というのに対して、忍耐力がある
のか単に暇なのか?日本人には考えられほど「ボーっとする時間」
をすごす事が得意?!です。
たとえば、ただ「おしゃべり」するとか「待ち合わせに遅れた
相手を待つ」とか。
車の信号待ちでは一秒も惜しむかのような見切発進、進路
を狭めた車には容赦ないクラクション攻撃をあびせるくせに
銀行や買い物、郵便局の長蛇の列ではお行儀良く何十分でも
待っていらっしゃいます。
ラテンのお年寄りや体の不自由な人はガッツと権利を主張?
するのが得意で、その長蛇の列にも負けずに割り込みを要求
しますが、それらも皆んな素直に受け入れます。(もちろん
割り込みさせれもらう側の人も、はっきりとごめんなさいの
挨拶、有難うの言葉はマナーとしておっしゃいますが・・・)
横入り者の中にはその時だけ迫真の演技をして用事を済ま
せる要領の良い人もいるのですがそういった人に大しても寛大
でいらいら怒っている人はあまり見かけません。
友人の話によると、子供の時からその傾向は顕著で、子供な
のに気が長く友達を待ってただぼーっとする事に平気なんだ
そう。そういえばぐずって親を困らせるタイプの子供はあまり
見かけないような気がします。
老若男女問わず「日向ぼっこ」や「ひとりで喫茶店へ」「犬のお
散歩」なども得意。
日本人だったらつい暇にならないように、と本やウォーク・マン等
用意するけれどそれでも待つ時間はつらいもの。
しかしこちらの人は大抵いつも手ぶらで、「待っている間に周囲の
見知らぬ誰とでもおしゃべりしたり、顔見知りになっていく」ことに
長けているようです。
先日私と友人が行った市が主催の無料野外コンサートでは、
天気も良かったため、整備された郊外の公園で休日を過ごす地
元民が本当に大勢かけつけました。1万人は来てたでしょうか?
彼らは開始予定の20時半よりはるかに早い時間から折りたたみ
椅子にピクニックセットを持参(もちろんマテ茶セットも欠かさずに)、
親子三世代かと思われる大家族で車にのってやってきてました。
そして大方のイベントがそうであるようにこの時も開始が後に22時と
発表され、そこから当たり前に30分遅れて始まったにも関わらず、
人々は平然と誰一人文句も言わずにコンサートを楽しんで帰ったと
いうわけです。もちろん、小さな子供たちもおじいちゃんおばあちゃん
も一緒に終了は夜中0時近くになっていました。
ここまで極端な例は何ですが、ラテンの人々の時間の過ごし方は
何かとのんびりです。そのせいか人々の心にも経済的には厳しい
ハズなのになぜか不思議な気持ちの余裕があるように感じます。
以上
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