vol.3 / 現行メルマガ
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『わくわくラテンマガジン』 【Wak-Wak.latina】
( 2001 / 02 / 14 )
Vol.02 何でもデカイ、そして豪快。。。
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Tannyです。
今年の夏は猛暑!…と思わせるような体感気温45度を記録した
後は、なんだか過ごしやすい気温が続いています。異常気象?
そして、今気づいたのですが本日はヴァレンタインデーですね。
でも、私のいるアルゼンチンではお花屋さんにささやかに「恋人の日」
と小さなポスターが貼られているだけで、日本のような異常な
お祭り騒ぎは皆無です。
さて第二回めは、何でもデカくて、豪快な南米をご紹介。。。
土地柄のせいか?南米の生き物は何でもデカイ!植物だって木々
だって、そう人間もデカイ。日本人はまず最初にその違いに驚くこと
でしょう。。。
世界でも有数のデカイ自然に出会えるのは多分アマゾン辺りだと
思います。そこには人間がはかりしれない地球の財産である原生
林の森やジャングルがあるから。
それに比べたらソコソコなデカさのアルゼンチンですが、私の住
む首都ブエノスアイレスでも身近にびっくり仰天のデカイものに
出会える楽しさがあります。
まず、スーパーに並ぶ野菜コーナー。ピーマンをみてびっくり。
赤・緑・黄どれも小さいモノでゲンコツ大、大きいモノは片手
じゃ乗りきらない。これって1個ですよ。食材買うとき、ひとり
暮らしのTannyは1個だけ買ったりしてます。(かっこわるぅー)
でもね、何でもでかいから許される。茄子もでかいヨ、日本の2〜
3倍。きゅうりも太くてどちらかと言うと瓜に近い感じ。
街を歩くとまたデカイ!街路樹が何か規模が違うという感じです。
背丈、幅の広がり方等育ち易い気候でスクスク育ってるようで、
春〜夏にかけてのその育ちぶりは信号機をすぐ隠してしまい定期的に
カットが必要。木々は根の張り方は浅くて大嵐や大雨が続くと大木が
倒れたりします。冬が寒くならないから年輪もおおざっぱという話。
5m位の高さのゴムの木とか平気で街角にはえてます。
面白いのは日本から運んできた植物も、南米の地で育てて行くと次第
に大型化するそうです。
例えば日本の野菜。なすやきゅうりは小ぶりで身が詰まった感じが美味
しいですね。アルゼンチンで取れた最初の野菜は日本と同様なのに、次
にこの地で収穫したものから取れたタネを育てると次の世代からだんだん
と大型化していくそうです。
だから、美味しい日本野菜を作る農家はいつも一代めの種を日本から
手に入れて育てているという苦労話を聞きました。
デカイの傾向は動物にも見られます。例えば野良猫、全体的に体格が
良い。見た感じ茶トラやキジ模様三毛等日本でもおなじみな猫なのに
何となく顔つきとか毛並みとか違い、ひとまわりガタイも大きくて怒
らせたらかなり怖い。一方猫が天敵のすずめも、日本のより大きい。
また、ブエノスアイレスにある日本庭園では稚魚の時に連れてきた錦
鯉がたくさんいるのですが、来園するお客さまから餌をもらってスク
スク育ち、これも日本野菜同様?すべて大陸サイズ。平均60〜80cm
日本人観光客には「かわいくない」と不評です。またココに住むマガモ
の親子も全てデカく、あひるもデカイ。日本庭園の池に不気味なショッキ
ングピンクの卵を産みつけているジャンボタニシ(日本にもいるそうですが
南米が原産)もゲンコツくらいの大きさでうごめいててちょっとコワイくらい
です。ついでに毎年9月に満開になる有名なつつじの花も八重咲きで
デカイのです。
農牧の国・アルゼンチンでは年に一度大規模な農業博覧会が開催され
ますが、ソコにやってくる牛さんの見事さは、日本人の牛概念をくつがえす
モノがあります。大きさもさる事ながら、巻き毛クリクリの牛やふわふわ毛の
牛など。食用にはもったいない大型美牛たちです。
牛以外に出品されている動物たちの中で目をひいたのがうさぎで、かわい
い白うさぎがこれまたデカかった。全長80cm信じられる?
食用なのだそうです。(高級食材トホホ)
人間については、大きな人もいれば日本人並に小さい人も結構いて一概
には言えませんが、共通して言えるのは皆態度がデカイ!!!
(あっと、暴言。失礼)おおらかなんですね。とりあえずの主張が大きい、声
がでかい、アクションがオーバー。手から腕から肩から、頭から全身を使って
会話します。世間話の声がデカイとか内緒話が絶対出来なさそうとか観察
するのも面白い。
特にサッカー場での応援風景は人間ウォッチングには最高です。
…というわけでラテンの土地には、のんびりすこやかにおおらかに育つ何か秘
密があるのでしょうか???それとも夏冬問わず鋭い陽射しや気候のせい?
と日々不思議マークを頭にのっけながら豊かな自然を堪能する毎日です。
以上
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