2010.04.15 jueves
最初のイベントを終えたところで、小さいPAではあまりいいリバーブがかからないことに気がついたアグスティンは鎌倉公演の前に楽器屋でリバーブを買いました。ギターとPAに間に接続して使うやつで、3つほど調節可能なところがあるのですが、私は音響は全くわからないし、アグスティンも思ったよりわかっていない。結局鎌倉のリハーサルでそれぞれを上げたり下げたりしてギターの音がどう変わるか試す、というきわめて原始的な調整をしました。(そのまま私は PA席に座っていたわけで、何とも恥ずかしい話。)
リバーブとチューナーをつないで
アグスティンが言った傑作な一言:
「これでベト・カレッティへの第一歩だな」
(ご存知の方も多いと思いますが、アグスティンはベトのブラジリアン・ギターの最初の先生であり、また非常にたくさんの装置をつけていることでも際立っているわけです。)
アグスティンはここ2年ほどベトとの共演でアントニオ・カルロス・ジョビン・トリビュートのライヴをジャズクラブでずっと続けています。今回は(プロデューサーには帰国日をちゃんと言ってあったはずなのに)帰国すぐにベトとジョビンを演奏する予定になっているようです。
文:西村秀人