2010.04.05 lunes
とにかくコーヒーとタバコが離せない人です。でもこれがけっこう日本では大変。
お店でコーヒーを頼むとしても、いわゆるアルゼンチンの「カフェ・コルタード」にずばり当たるものはありません。コルタードは普通のコーヒーにミルクを少しだけ入れたものなのですが、日本で「カフェ・オレ」を頼んでしまうとミルクが多すぎるのです。普通のコーヒーにちょこっとついてくるミルク(クリーム)を使う手もありますが、それだと少なすぎる。カプチーノだとコーヒーがエスプレッソになってしまうし。結局いつもカフェオレをミルク少なめでお願いします、という注文をしていました。
タバコはもっと大変です。現在日本ではほとんど通りでたばこが吸えません。ブエノスアイレスでは建物の中で吸えない事はよくあっても、外で吸っていけないということはまずありません。それが日本では外で吸えなくて、中に喫煙コーナーがあったりするわけです。しかもアグスティンは変に律儀なので、わざわざ通りで吸っていいか人に聞いてしまいます。当然「禁煙」と答えが返ってくるので吸えなくなります。
でもタバコを吸っていてラッキーなこともありました。東京から名古屋へ新幹線での移動途中、タバコが吸いたくなったアグスティンは喫煙スペースに行きました。すると絶好のタイミングできれいな富士山が目の前に。とても富士山の姿が気にいっていたようです。この時はカメラを持っていなかったので、帰りの名古屋→東京の時に万全の準備をしていましたが、残念ながら雲に覆われほとんど見えませんでした。代わりに我々から富士山の写真集を1冊プレゼントしておきました。
文:西村秀人