[Coments] of [Agustin Pereyra Lucena Japan Solo Tour 2010]

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各方面からの声:

(順不同) コメントありがとうございます。随時UPいたします。




グスティンのギターの音色が(岡山を経由して)僕のところに届けられた。朝から晩まで聴いていた。それほど情緒があるとは思えない僕の窓の外の風景もその時間その時節アグスティンの音楽によって装いを変える。あの雨だれのようなアルペッジョが晴天の真昼に聞こえてきたときの倒錯。あのカラリとしたリズムが雪の深夜に聞こえてきた法悦。
------------- 音楽家/ピアニスト 中島ノブユキ



晴らしい音楽の宝庫。それが僕がイメージするアルゼンチン。そんなアルゼンチンが生んだ偉大なアーティスト、アグスティン・ペレイラ・ルセーナ。
僕は不思議な事に彼とはいわゆるメル友でした。まさか彼のLiveを日本で見れる日が来るとは!
アグスティンの奏でる音楽が素敵な異国の風を運んで来てくれる事でしょう。
------------- 野崎良太(Jazztronik



008年、「リオとブエノスの果実」と題して、アルゼンチン・タンゴ、ウルグアイのカンドンベ、そしてブラジルのショーロやサンバの世界を一夜で旅するコンサートを企画した。選曲をしているとき、この公演のコンセプトにジャストフィットした楽曲が見つかった。それこそがアグスティン・ペレイラ・ルセーナの音楽だった。その曲の名は「偶然の出会い」。

「本場の」ボサノバとは些か違った趣を持った、しかしあくまでラテン・アメリカ全土に通じる響きを持ったこの曲を、僕のバンドネオン、そして笹子重治氏のギター、岡部洋一氏のパーカッション、近藤くろのバンドリンで日本初公開した。日本人が、アルゼンチン人の書いたボサノバを、ドイツ製のバンドネオンで弾いている痛快さを噛み締めながら。

タンゴを愛する日本人としては、「ボサノバの異邦人」として独自のボサノバを模索し、世界中の人々を魅了し続ける彼のパッションには本当に勇気づけられ、そして嘆息している。心からのリスペクトを持って、初来日ライブに出かけようと思っている。
------------- バンドネオン奏者 小松亮太



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主催者より:



ず今回のアグスティン・ペレイラ・ルセーナ・日本ソロ・ツアーにご協力いただいております皆様に深く御礼申し上げます。
アグスティンと会ったのは今から8年ほど前のことでした。妻・雅世が以前ブエノスアイレスでライヴを見たという縁もあり、このアルゼンチン人なのにボサノヴァのエッセンスを見事に体現したギタリストのインタビューをとる機会を得たのです。
(この時のインタビューは月刊誌「ラティーナ」2002年12月号、77ページに掲載されております)。
その時残した彼の名言『私のルーツはアルゼンチンにあって、憧れはブラジルにある』の言葉通り、ブラジルのギタリストたちに思慕を寄せつつも、アルゼンチンという環境で活動を続けてきた彼独自のセンスに彩られた音楽世界を、ぜひライヴという形で紹介できないものかと当時から思い続けてきました。
  しかしさまざまな招へい会社・CD配給会社にあたるも実現には至らず、また今回『一人でもいいから日本にぜひ行きたい』というアグスティン自身の明確な意思表示もあったことから、今回は個人レベルではありますが、アグスティン単独での招へいを我々で行うこととなりました。まずは彼のギターの素晴らしさを実感していただき、今後グループ等での来日につながればと思っております。(西村秀人)


西村秀人:
名古屋大学大学院准教授。アルゼンチン・タンゴ&ラテンアメリカ音楽研究家。ラティーナ連載ほかCD解説・歌詞対訳など執筆多数。著書:『200 DISCS ピアソラ タンゴの名盤を聴く』(共編著)、『旅の指さし会話帳69 JAPAN(スペイン語版)』(共著)、『暮らしの日本語指さし会話帳 6スペイン語版』(共著)など。
※Celesteレーベルから発売のアグスティン7作品の巻末「アルゼンチン・コラム」7編は西村秀人が執筆。
LinkIcon西村秀人 南米音楽サイト『カフェ・デ・パンチート』


エノスアイレス生活2年めを迎えたミレニアム・イヤーの2000年、偶然立ち寄ったCDショップで聴いたボサノヴァギターの音色と飴色の弦が漂うジャケットのCD「acuerdos」。これがアグスティンの音楽との出会いでした。当時のブエノスはブラジル音楽不毛期でメルコスールとは名ばかり、ごく一部の著名なブラジル・アーティストのCDとライヴが楽しめるだけ。ヴィニシウスやトッキーニョ、ベターニアたちが毎夏来アした1970年代が嘘のように感じていました。そんな頃ブエノス郊外Tobagoで聞いたアグスティンの生演奏は愛するブラジル音楽のリズムにどこかアルゼンチンらしさを感じさせる湿気を帯びたメロディラインが美しく不思議な魅力を放っていました。
 以降今日までの約10年間、来日公演を夢見てアグスティンと親交を保ちながら彼の音楽を細々と紹介してきました。ブエノスでは手に入らないアグスティンの過去~現在までの音源のほとんどがCDで聴ける日本のファンは彼の音楽の良き理解者だと彼自身も感じているそうです。その日本で自身の生演奏を聞いてもらいたいというアグスティンの願いをようやく皆様のもとに届けることができるようになります。
 ここに至るまでご協力・応援して下さった皆様に感謝の想いをお伝えすると共に、アルバムデビュー40周年の今年、彼のアニバーサリーを日本のファンの皆様と祝福出来るのが楽しみでなりません。ありがとうございます。(谷本雅世)


谷本雅世:
アルゼンチン&ウルグアイ、ラテンアメリカの音楽&文化を紹介するライター。ラティーナ、ソトコト等で音楽紹介の他、CD解説・歌詞対訳など執筆。著書に『旅の指さし会話帳40アルゼンチン』、『旅の指さし会話帳69 JAPAN(スペイン語版)』(共著)、『暮らしの日本語指さし会話帳 6スペイン語版』。アルゼンチン音楽&文化本の企画を温め続けている。
LinkIconアルゼンチン、ブエノスアイレスの風