サルタ州その2を見る

2000/05/04-07 (Last Update : 2008/07/17)

アルゼンチン北部の街・サルタ Salta の旅ーその1−

サルタ市街とヤギ牧場の旅
日本はGW!というこの時期、友人と二人アルゼンチン北部の最大の観光地? サルタ・フフイ方面の旅に
出ました。南半球なので暑い北部、真冬に当たる6〜8月のトップシーズンは雨が少なく天気が良いそう。
トップシーズンをはずしたお陰で旅費も意外と安く済み、標高4,200m地点にまで達する待望の観光列車
「Tren a las nubes=雲の上行き列車」も思う存分楽しめ素晴らしい旅行になりました。
北部の見所、楽しみどころは沢山あります。

  1. アルゼンチン・フォルクローレ
  2. 北部独特の人々の生活と郷土料理
  3. サボテンと七色の山々の自然美
  4. カファジャテのワイン畑と醸造所
  5. 高山列車「雲の上行き列車」

北部独特の毛織物(ポンチョ、タペストリー、毛糸製品)、民芸品(木製品や、素朴な陶芸品)も素敵。

ただ一つ残念だったのは、たまたま二日めに予定していたウマワカ渓谷ツアーがその日デモがあるとの事
で隣のフフイ州へぬける国道の通行止めを食らう可能性から中止になった点。
そういう時に州超えをすると戻るのに大変時間がかかって「雲の上行き列車」に乗れなくなるかも?と、
言われてはスゴスゴと言うことをきくしかない。
急きょ同じサルタ州内CACHI観光へ、ウマワカへは機会を作ってまた行こうと心に誓いました。




豪華絢爛!サン・フランシスコ教会

アルゼンチンと言っても、首を傾げたくなるくらいインディオ系褐色肌に小柄な人々が多いサルタの街。
我々日本人にはかえって白人主流のブエノスアイレスよりも落ち着く気がするかもしれません。
ボリビアほど雑然ともしていないし、ポルトガルのコロニアル風建築の街なみは美しく人々はおだやか、
かつとても親切。これは日常ブエノスの都会で殺伐とした人間関係を送っている私には感動的でした。

休日で中が見られず残念、行くなら平日をおすすめ
横のインカ系?教会は中も入れ信者が沢山居た

教会そばの売店、街はポルトガル様式建物が多く
このように凝ったモザイコ(タイル)が目を惹いた。


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サルタ・ビール

以下の二種がありました。でも味がブエノスで普通に飲める「Quilmes=キルメス」によく似てた。そこ
で私の推測では、日本でもよくある地域限定ヴァージョンとして売ってはいるものの、中身はキルメス
じゃないか?と。だってアルゼンチンでそんな沢山ビール工場は聞いた事ないし、ビールに関してアルゼ
ンチン人はソコまでのこだわりもないから。。。


サルタのビール「サルタ」「ノルテ」2銘柄
下のペーニャで食べた郷土料理「Locroロクロ」


上の教会に隣接していたインカ文明の教会
の壁面に見られたレリーフ。

PE~NA / BOLICHE " Balderrama "
住所 : Av. San Martin 1126
(Salta市内中央から若干郊外より。タクシーかレミス利用をお勧め)

Tel : (0387)4211542/0915

ホテルで尋ねた所教えてくれた観光客向けPE~NA(ペーニャ=フォルクローレ演奏ダンスの店)
有名フォルクローレ歌手の写真が店内に多数張ってあったので、
サルタで最大の観光客向けペーニャかと思われる

平日も営業。料金ははっきり覚えていない。

サルタの夜はやはり「Pen~aペーニャ」(=フォルクローレ・ショーが見られるバー)で。
平日の夜だったけど、セントロから車で15分位かかる郊外の民芸品マーケットに行って
タクシーで21時半に店に到着し、食事を済ませた。
ショーが盛り上がり始めたのが23時以降、まだまだ続くよーっという雰囲気だったけど
翌朝早かったので夜中1時過ぎに退散(脱出という感じ)。
「ああ、ハポネサ達が帰っちまうよー、もう帰るのおー!チャウ、チャウ、チャウ!」
と見送られ名残惜しかった。(笑)

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Saltaのヤギ牧場

ブエノス出身だけどサルタの人と結婚し、この地に暮らして紆余曲折・・・
そしてヤギに行きついたのよ・・・と話す牧場主夫人がいるこの牧場は正にヤギ牧場
サルタ観光名所の一つになっている様子。

彼女の母親が首都ブエノス在住、月に一度、我が奉公先の盆栽教室に通っているという
偶然も重なり、場は盛り上がった。

しかし居るわ居るわ、見たことないヤギの種類が多数。ヨーロッパやニュージーランドから
取り寄せて育てたアルゼンチンではココだけという種類も。

(元々日本でヤギをじっくり見る機会など無かった私、当地に来てから動物、特に家畜類
にはよく巡り会う。やはりこれも農牧の国アルゼンチンに居るからこそ)

生まれて間もないコヤギちゃん
(ハイジのユキちゃんみたいでしょ?)
我々観光客が来ると、危険回避の為
なるべく高い所に登っていた。
ヤギの習性なんだろうね。

珍味!ヤギ乳で作ったチーズ
最初は臭いが鼻につくが、慣れるとクセになる
通好みな一品?
ヤギ乳「Dulce de Leche」
(アルゼンチンのママの味ドゥルセ・デ・レチェ)
もヤギのマークが目印

かわいいコヤギは母の背に乗り、
角をつつく。これが正しいヤギの
親子流・愛情表現なのかな?

「ソン所そこらのヤギとは訳が違う!」
と牧場主が胸を張る
La Rural農業牧畜博覧会等で
獲ったショーの数々。馬もあるけど
ココでもヤギの受賞が目立つ。

色んな姿をした立派なヤギ達
ムツゴロウさんもびっくりかな?

宿泊ホテル" Hotel GRAN PREMIER "
住所 : Jujuy 305 (Salta市内中央から徒歩10分以内)
Tel : (0387)4310815/4311619
2人1部屋 : (朝食付)三泊で$78

やや古いがTV/冷暖房/TEL完備、ホテルマン他スタッフが親切
夕食も取れるレストラン併設の
(3ツ星ホテル)
2ツ星なら、三泊$54もあり。サルタは全体的に物価が安い。

ちなみに、ホテル併設レストランで食べた夕食のサラダは$3でもり沢山、二人では食べきれぬ位の
量でした。日本食レトルトを持参していたのでお湯だけもらったり、雲の上行き列車に乗る前日、
翌朝早いから、、、と夕食を現地の人よりかなり早い19時半に食べたいと言った無理も聞いてくれ
た良いホテルとレストランでした。
サルタは全体的に物価が安く、食べ物は豊かで豊富なので色々食べて楽しまれたらいいと思います。



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