Patricia Vlieg / A Una Cantora
パナマに生まれ活動する盲目の女性シンガーソングライター、パトリシア・エレナ・ブリエグが歌い上げる、『南米の母なる声=メルセデス・ソーサの歌曲集』。
メルセデス・ソーサはアルゼンチン北西部トゥクマン州出身のアルゼンチンを代表する女性フォルクローレ歌手でその存在は言葉と国境を越え世界中の人々に慕われ、国内外アーティストと多数交流を重ねた。その慈悲深く包み込むような温かい歌声は『南米の母なる声』と称された。
パトリシアは生まれつき視力を失いつつも、大好きな音楽の世界での研鑽を重ね、USAのジャズ音楽の名門、バークリー音楽院で学び、圧倒的歌唱力とピアノ演奏でパナマを代表するジャズ、コンテンポラリー・フォルクローレのシンガーソングライターとなった。
本作はパトリシアの3作めアルバムで、幼い頃から憧れていたメルセデス・ソーサのレパートリーをアルゼンチンでプロデュース&制作した思い入れの強いアルバム。
リリアン・サバ、マルセロ・チオディなどアルゼンチン人ゲスト多数出演。
UNA CANTORA ア・ウナ・カントーラ(2011) 3rd.アルバム
メルセデス・ソーサ曲集(アルゼンチン制作・アルゼンチン盤)
ゲスト:リリアン・サバ(ピアノ)ほか。
動画は2011年アルゼンチン首都ブエノスアイレス市内のライブハウス、Cafe Viniloでの映像。
曲はアルゼンチンの童謡歌手/詩人マリア・エレナ・ウォルシュが軍政時代に生んだ名曲 「Como la Cigarra 蝉のように」きっと皆さまの心に響く事でしょう。