1998/06/07-08 (Last update 2008/07/16)

Rosario(ロサリオ)
への旅

アルゼンチンの首都ブエノスアイレスから北西へ300Km位行ったところにあるロサリオの街へ、
赴任後初めての一泊旅行をしました。目的は友人に会うため。
観光名所としては毎年6/20の国旗の日 Dia de la Banderaに式典を行う
「国旗モニュメント Monumento de la Bandera」があります。

1998年4-5月に亜国北部リトラール地方を襲った洪水被害がまだ痛々しかった頃

Rosario(ロサリオ)市について
 
アルゼンティン第三の都市で、人口約1,078,000人。湿潤パンパ穀倉地帯中心部、
および北部における穀類、畜産物の集散地、積み出し港として発展してきた商工業の中心地で、
Bs.As.市北方約300Kmのパラナ河沿いに位置している。
 また、1812年ベルグラーノ将軍(Gral. Belgrano)が、創案したアルゼンティン国旗の最初の
掲揚地としても有名であり、その場所には記念碑が建設されている。

記念碑Monumento de la Bandera(モヌメント・デ・ラ・バンデーラ)の前で。
(これは船形をしており、後ろにある塔が展望台になっています。
そこからはラプラタ川 Rio de la PLATAの上流であるパラナ川 Rio PARANAが一望できます。

「何とかは高い所が好き」を地で行く私、高いところが少ないアルゼンチンなので久々に高所満喫!
行った当時は大変大がかりな改修工事をしてました。

パラナ河周遊・遊覧船(Barco "ciudad d Rosario 1"

遊覧船:結構大きめの安全そうな船で、一人$5、約2時間くらいかけて周遊します(ちょっと長すぎて、後半退屈した)。

当日はあいにくの曇り空。
あまりいいえ画像がゲットできず残念でしたが、広大な土地を持つアルゼンチンに住みながらあえて、
わざわざ川の中州に住居を持つ人々がいました。

船の上から見たロサリオの街

これは学校!
子供達が手を振ってくれていた。
(上手く写ってないのが残念です)

こんなボートで通勤・通学?!

理由は知りませんが、何せ住居はもちろん警察・小学校まで川の中州にあります。
交通手段はもちろん船(ボート)。ペットの犬や猫ももちろん川に囲まれた家の中から我々遊覧船の
お客に愛想を振りまいてくれました。
なかには
中州で牛やニワトリを飼育している家庭もありました。

みんな一様に笑顔でそこぬけに明るい印象。
当時洪水被害で大変な目にあった直後だったにも関わらず悲痛さは少しも感じられませんでした。
そのあたりの楽天的なところがラテン・南米の人々の底チカラだなー、なんて感動したモノです。


ラプラタ川もパラナ川も上流の赤い肥沃な土地から流れる為、 水は赤い

この地域に住む子供達に川の絵を描かせるとこの色に川を塗るそうです。
きっと日本人の子供は川=水色ですが、土地が違えば観念も変わってくるのですね。

交通:ブエノスアイレスからは、レティーロ駅近くのバスターミナル(Terminar de Omnibus)から出発しました。
バス会社は往(Chevallier$16),復(Urquiza$18)片道4時間ほどでした。