1998/10/22(木)-25(日) (Last Update 2008/07/16)
アルゼンチンに住んで初めての旅
野生動物たちに会いにバルデス半島への旅
アルゼンチン・ パタゴニア北部
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パタゴニアはアルゼンチンの領土の真ん中から下の地域全般の事をさします。パタゴニアという場所があるわけではなく、
地域(地形)のことだそうです。(例えば「関西地方」みたいな感じでしょか?)
私の住む首都Bs.As.(=ブエノスアイレス)から飛行機で約2時間。距離にして1400キロです。一番経済的な手段は
バスに乗ってですが、1998年中続いた「亜日修好百周年記念」イベントの最大行事が終わった合間のわずかな時間を
利用しての旅ゆえ、お金はかかっても中身を・・・という趣旨のもと、往復飛行機でのツアーで一途バルデス半島へ。
パタゴニアでも最も北にあるPcia. de CHUBU(チュブ州)にPen'insula
Valdes(バルデス半島)はあります。我々が旅した
時期(10月)は la Ballena(バジェーナ=鯨)の最も沢山見られる時期、もちろん目当てはその鯨です。
またバルデス半島にはel Lobo Marino(ロボ・マリーノ=アザラシ)やel Elefante Marino(エレファンテ・マリーノ=ゾウアザラシ)
等が子育てする場所であり、野生のla Framenco(フラメンコ=フラミンゴ)も運が良ければ見ることができます。
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半島内ステップ気候の平原にはリャマに似たGuanaco(グアナコ)というラクダの仲間や柴犬よりも大きい耳の短いうさぎmarra(マラ=パタゴニアウサギ)、ダチョウの仲間であるChoique(チョイケ=~nand'uニャンドゥーの若鳥)がいたりします。まさに野生の王国なのですね。馬や羊の放牧が見られるのでさえ、嬉しい私にとってどれほど感動的でしあわせな楽園であるか想像していただけるでしょうか? ←ちょっと小さいけどパンパにいたグアナコ |
飛行機は我が家からほど近いJorge Newbery空港(通称アエロパルケ)より、Torerrew(トレレウ)空港に到着。
そこから車で約1時間半ひたすら周囲に何もないまっすぐの道を揺られてホテルのあるプエルトマドリンに到着。
3号線(Ruta 3)はBs.As.からずーっと南部に続く道路、アスファルト舗装されてはいますが、周囲は何もないただ、ただひたすら平原です。
しかし、動物がいるのであきません。
プエルトマドリンへ着いて驚いたのは風が強いこと。
ブエノスでも風には泣かされていましたが、この大陸はアンデスの山を除けばさえぎるもののないパンパの土地柄、
ほんっとに、強風が吹くわけです。
風速最低が10m最高20mなんて新聞に表示されていた日は「あら、今日は風がおさまって良かったね」と言った日の記録
でしたから、きっときつい日は台風なんて目じゃないんでしょう。
さらにこの地点から1400キロ以上SUR(南)へ行くと地球の果てと言われる南極に極めて近い街があるのですが、
昔そこの映像をテレビで見て煙突の排気口が風向きに合わせて向きが変わる仕掛けになっているものを紹介していたのを
思い出しました。
風が強いと体力を使うのです。その日は寒くて冬のコートを持参して正解でした。寒くてとても疲れました。
丁度原付バイクに長時間乗って、さほど寒くないのに体温を奪われて疲労する感じに似ているな・・・と思いました。
コンタクトの方はゴーグルかサングラスが必携?横風にも注意。実際一緒に行った方が横風でコンタクトを飛ばしてしまい
かけました。
眼鏡の方が無難
ほこりとの戦いもあります。
車の中で全ての窓を閉ざしてエアコンをかけていても、アスファルト舗装のされていない土の道をひたすら走るわけですから、
知らず知らずに埃がタイヤの下から車内に充満。
気分は「きなこ」(懐かしかったりします)・・・シャリシャリした感触です。
カメラや双眼鏡等精密機械を持参される方はその旨充分ご用心の上、カバンの中にもひとつ袋を持参されてその中に
入れるなどの配慮をなされた方がよいと思います。
それでなくても、バルデスの鯨ウォッチング等で天敵の塩水がかかる可能性も大ですので、やはり
カメラを守るためのタオル・ビニール袋は必携
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設置されている。 見学者の歩く道は定められているが、ペンギンはどこでもひょこひょこやってくる。 |
なかむつまじいペンギンの夫婦。 現地ガイドの話によるとペンギンの夫婦は一生同じつがいで過ごし生涯伴侶を変えないそう。人間も見習いたいもんですね。 |
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ハーレムをつくり、メス同士はこんな感じ で怖い争いをしていた。アザラシの声は 犬のよう『ウォンウォン』吠えてる感じ。 この写真は、 2000年1月(No.7)号 在亜商工会議所「会報」 表紙にご起用頂きました |
行ったり来たり。 目の前で潮吹きパフォーマンスまで披露 してくれました。 一同シャッターをバシバシ! |
全くの素人だけど、写真撮影を趣味とする私、亜国へ来るに際し、
「野生動物と大自然」への
大いなる期待を込め機材を調達(望遠レンズ等もゲット)。
それが初めて役立ったのが今回のこの旅でした。