ワインと南米最高峰アコンカグアの街・メンドーサ Mendoza の旅

1999/12/16-19 (Last Update:2008/07/17)

ワインと南米最高峰アコンカグアの街・メンドーサ Mendoza の旅

*ワイン収穫祭は毎年2月末〜3月初旬開催

 バスで12時間、メンドーサへ行った。(車中2泊現地1泊)

当時ブラジルから奉公仲間が来ア、仕事の合間に無理を押して休暇
をもらった(金曜一日のみ)。
12/16(木)夜20:30発、メンドーサへは翌12/17(金)10:30AM着
滞在日数に余裕を見る方が俄然楽しめる。
(ちなみに帰りは12/18(土)夜20時発、翌12/19(日)朝10時頃Bs.到着、強行軍。)
現地1泊ではBODEGA(ワイン蔵)巡りと観光ツアーに若干物足りなさを感じた。

交通:長距離バス・・・ブエノスアイレス市内、レティーロ駅横バスターミナル(Terminar de Omnibus)で乗車。
バス会社は往(EUSA Bus$37 夕・朝食付),復(TAC$42 夕・朝食付)片道12時間位。TAC社の方が、
結果的にサービスが良かった。(復路夕食は途中のサービスエリア内で指定の料理を注文。)横4人掛けWC付き。
メンドーサはチリ行きバスの中継地点に当たる為、多数の会社が運行している。
夏の長距離バスは冷房が効く為、意外と防寒準備が必要。(毛布貸与サービスの有無を確認した方がよい)
今までのバス旅行ではミシオネス州から復路に利用のバリローチェ社が最高、TAC社はその次位、可もなく不可もなく。


HOTEL Rincon Vasco(ホテル・リンコン・バスコ)
住所:Las Heras 590 電話:(0261)423-3033
某日本語ガイドブックに「人気の安ホテル」とあるように安いがなかなかきれいで立地もよくおすすめ。

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メンドーサの街は安全・綺麗で都会だ。バスターミナルから中心街まで歩いていける。
南米歩き初心者に1つ注意、これだけ都会なメンドーサにもシエスタ(Siesta=昼寝ですね)が存在。
宿もツアー予約もせず到着した我々は最初にめぼしい宿を某ガイドブック掲載の中から選択。その後昼食を取った
がこれは間違い。最初に旅行社へ行き、当日午後と翌日のツアー申込みをすべきであった。
(12時半頃〜15時/長いと17時迄)店はことごとく閉まる。
昼休みが以上に長い
特に夏は日が長いので、店は17時〜21時営業も珍しくなくその為の必然かも。
うかつだった・・・
かくして我々は昼食を取ったバールの兄ちゃんに開いてる旅行社ないか?聞きまくるもむなしく結局宿に舞い戻
り親切なフロントのお姉さんにその時間開いている路線バス(乗車料金1回$0.8、市内でバスカードを購入)で
行ける近場のワイン蔵を自力で訪ねた。

サン・フェリペ

 詳細は某ガイドブックご参照。ボトルの形が下膨れの手頃で美味しいテーブルワインとして馴染み深いサン・
フェリペのワイン蔵に行けたのは個人的には嬉しかった。
ワイン蔵ではブラジル在住ペルー人の女の子と一緒になった、彼女はその後チリにぬけるらしい。
最初人気がない工場で不安になったが、ほどなく後から来た観光客と共に係員の案内で蔵見学。

欲を言えばもう2,3軒回って違いを比べてみたかった。毎年3月メンドーサで収穫祭(ワイン祭り)が開催なの
でその頃行くのが狙い目かも。


サンフェリペのBODEGA(=ボデガ=ワイン蔵)

昔は牛の革を使って造醸していたそうだ


ワイン樽の合間をこのように見学

ワイン博物館を見学後、試飲コーナーでくつろぐ


翌日のツアー申込みを全くしていなかった我々は不安で、ワイン蔵見学後はそろそろ開き始めた旅行社で早々
にバスツアーの申込み(スキー場、インカの橋経由、アコンカグアを眺め、最終チリとの国境付近まで行く)を
済ませた。

1人$28(昼食は別途現地で各自支払う)、7:00AM発〜18:00着の長丁場だ。我々はその後20:00発、
ブエノス行きバスを予約しているから、ホテルはチェックアウトし荷物全てを持参せねばならない事、帰りの
時間が遅れないか?を再度確認した。
注意:ツアーは2種類有。(ちなみに我々の参加したのは短いツアーコース。)
もっと長い(7:00AM発〜20:00メンドーサ市内着)のコースだと、最後チリ国境キリスト像地点まで
行き、折り返す。

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(写真左)山の手前:まるで人工的につくったかのような平らで直角の斜面を持った台地
(写真右)山の形自体が日本では見られない有り様でアンデス山脈を実感

何度も言うようだが、南米の観光は長時間バスで目的地まで移動する事が多く、半日ひたすら平らな景色を
ただ走り眺めるという事も珍しくない。車酔いするととんでもない事になるのでなるべく体調は整えておく
よう前日は無理をしないでツアーに臨む事をお勧め。

最初2時間ほど走った所で小さな村に入り、朝食。(これはツアーに込みだったような)美味しかった。
後、ひたすら走る。途中冬場はスキー場となる地点(リフト乗り場が見えるホテル)で休憩し、インカの橋へ。

Puente del INCA(インカの橋)豊かな温泉が今も
湧き出る。ここでは泳げないので注意。
・国境を守る警備隊がその昔滞在していたらしい
建物跡もある。

こんなに豊かなお湯が。水温はそんなに熱くない。
日本人にはちょっとぬるめか?でも温泉という響き
には和気もなく嬉しくなってしまうのが日本人の性?

硫黄成分?の黄色がまるで黄金のように輝き、美しい

インカの橋付近には、このように遺跡も残っている。教会も当然存在した。
3000mを悠に超える高地だけど花は高山植物という感じではなかった。ここだけは季節がまだ春のよう

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豊かな温かい水がはぐくむ自然。〜スミレに似た花もインカの橋付近で〜

インカの橋付近で、地元のインディオが売る野菜やお菓子、アコンカグアの絵はがき(ブエノスでは
売っていないタイプ)やお土産品に後ろ髪が引かれたが、ゆっくり見る間なくやむを得ず我慢。
結局帰り寄ってくれる訳もなく、二度と見られなかったのが残念。


まだ標高が低い付近。清らかな川の流れと緑が気持ちがどことなく日本的


写真・奥の白い雪に覆われてちょこっと頭を出しているのが、南米最高峰・アコンカグア
(=Aconcagua)6,959m



短縮ツアーコースを選択したので分かってはいたものの、アコンカグアは道路の測道から少し眺め
写真を撮るのみ。これはかなり物足りなくがっかりした。
(かと言って登山するには体力と装備の準備が必要でとても観光で行けたものではないが)
チリ国境のキリスト像付近まで行かず、その手前でUターンとなるのも非常に味気なかった。





チリとの国境にほど近い付近ココまでくると山が上から迫ってくる感じがした

今回の旅行は忙しい合間の強行軍だった為、市内観光もままならず何となく物足りない気分が残った。

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