1999/04 (Last Update 2008/07/16)

最南端・火の島「フエゴ島 Isla del Fuego」の旅

氷河の町・カラファテから強行軍でそのまま南下。当時まだ運行していたカイケン航空プロペラ機
(20人乗り位、相当揺れた。しかしスチュワーデスとお茶のサービス付)
でリオ・ガジェーゴス
経由、Tierra del Fuegoに到着。アルゼンチンでは最も南極に近い土地。

過去には原住民族を追いつめた歴史や刑務所があったりしているが、現在ではフリータックスの町と
して住民に優遇措置をとったり、過酷な環境でも住み易い住環境つくりが行われている。
(輸入品は安いのでお勧め)

我々観光客の勝手な想像とはウラハラに、学校設備も整い(温水プールもある)、大学まである。
町の中はきれいで観光地化されている。住んでいる人の話では
夏はほとんど白夜状態で夜中まで日が
沈まず、さわやかで快適だし、緯度ほど自然環境は厳しくなく、意外と住み易いとか。冬は反面日が
短いが
雪はあまり降らないし、さほど冷えないそうだ。
しかしながら野菜類は全て空輸、食料品にはすべて運搬費コストが加算されている。しかし税金分
が免除だからブエノスよりは物が安い場合も。

「世界の果て博物館」は
大航海時代を彷彿させる展示品

昔監獄だった海軍基地内建物、現在は博物館として利用されている。
中にカフェテリア・お土産もの屋・郵便局等もある
しかしながら薄ら寒くて寂しい雰囲気は否めない

監獄博物館・世界の果て博物館・
世界の果て列車の半券

「世界の果て列車」と名付けられた観光列車は昔、
囚人が鉱物採掘労働の際、使用貨物線路の名残り

フエゴ島まで来た最大の目的?カニ!上野さん宅でカニ三昧。
雑炊から塩ゆでまで嫌ほど食べた。キルメスビールが良く合う。

日本式の塩ゆでカニが食べられる上野さん宅
住所:12 de Octubre 432, Usuaia 電話:[0054(02-901)]42-4661
カニの値段は時価、ちなみ今回は$40(飲み物・雑炊付)だった。

地元のシーフード・レストランで
アルゼンチン式調理法のカニを食べる事もまたお勧め
Ajo(ニンニク)味が利いた料理やさっぱりレモン汁で頂くもの等
日本人にはたまらない魅力だ


観光の町・ウシュアイアでは観光局
綺麗で立派なパンフレット、地図等を多数用意しているので便利

Parque nacional Tierra del Fuego(ティエラ・デル・フエゴ国立公園)観光
Canal Beagle(ビーグル水道)クルージング
ツアーはブエノスの日系旅行社で全て申し込み、ホテルでアテンドを頼んだので
詳細は不明。ホテルや観光局で聞くといいだろう。

※「監獄博物館」内郵便局で郵便物を出すと、そこの記念スタンプを押してくれる。
「世界の果て博物館」で売っている各種地図、(特に航海地図のレプリカ)は面白い、
また「最南端の地」記念スタンプがある。




名物、ビーグル水道のEl Faro(灯台)
あざらし、ペンギン等海の動物ウォッチングもしたが、風の強いこの地
クルーズ船の揺れが激しく船酔い、風で体熱を奪われあまり本調子でなかった。