チャリティコンサートに多く参加するアーティストたち
1.のコンサートは、チャリティーでした。ブエノス市内はずれのサッカー場で保存食品を何か一つ持参すれば参
加できるものでレオン・ヒエゴは音楽分野としては若干ロック・ナシオナル系、アベル・ピントはヒエゴの秘蔵っ
子で当時まだ14才の少年ながら才能を見いだされたフォルクローレ歌手、そしてメルセデス・ソーサは泣く子も
黙る?!アルゼンチン・フォルクローレ界の母(体型も横綱級に大きな女性)。
アルゼンチンは過去の様々な経緯から、思想をもった歌手が歌詞に想いを乗せて歌った歴史があって、これらの歌手
達の中には軍事政権時代に母国を追われ、亡命生活を余儀なくされていた過去を持つ人もいます。
そして今も何かとあれば、それを支援したりバックアップするためにチャリティーコンサートがよく行われます。
生の演奏であってもお金持ちだけのものではなくどんな人でも平等に音楽を楽しむ機会が与えられている
という点がとても良いなと思います。日本ももっと音楽が誰でも気軽に楽しめるようになればいいのに。
その分、アルゼンチンのアーティスト達の生活は超トップクラスを除き楽なモノではないようです。これまでアル
ゼンチンのアーティストを見てきた印象ではみんな全く庶民感覚。ちっともスターぶらない偉そばらない。気軽に
好きな歌手にBeso(ほっぺにキス)が出来るのも、何てイイじゃーないですかっ!
でも中高生の若い女の子のファンの反応は日本のそれと同じで「キャー」っと失神しそうな勢いですが。
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