Folklore Arg. y Rock Arg.(亜国のフォルクローレとロック) 1998年

  1. Leon Gieco レオン・ヒエコ、Abel Pintos アベル・ピントス、
    Mercedes Sosa メルセデス・ソーサ en ???サッカー競技場


  2. Recital de Los Charchaleros 50 Aniversario
    ロス・チャルチャレーロス50周年記念、en Teatro Coliseo -22/05/'98


  3. Los Nocherosロス・ノチェーロスen Gran Rex -29/05/'98

  4. Mercedes Sosaメルセデス・ソーサen LUNA PARK -25/09/'98

  5. Grupo Vocal Argentinoグルーポ・ヴォーカル・アルヘンティーノ-12/06/'98

 

チャリティコンサートに多く参加するアーティストたち
1.のコンサートは、チャリティーでした。ブエノス市内はずれのサッカー場で保存食品を何か一つ持参すれば参
加できるものでレオン・ヒエゴは音楽分野としては若干ロック・ナシオナル系、アベル・ピントはヒエゴの秘蔵っ
子で当時まだ14才の少年ながら才能を見いだされたフォルクローレ歌手、そしてメルセデス・ソーサは泣く子も
黙る?!アルゼンチン・フォルクローレ界の母(体型も横綱級に大きな女性)。
アルゼンチンは過去の様々な経緯から、思想をもった歌手が歌詞に想いを乗せて歌った歴史があって、これらの歌手
達の中には軍事政権時代に母国を追われ、亡命生活を余儀なくされていた過去を持つ人もいます。
そして今も何かとあれば、それを支援したりバックアップするためにチャリティーコンサートがよく行われます。
生の演奏であってもお金持ちだけのものではなくどんな人でも平等に音楽を楽しむ機会が与えられている
という点がとても良いなと思います。日本ももっと音楽が誰でも気軽に楽しめるようになればいいのに。
その分、アルゼンチンのアーティスト達の生活は超トップクラスを除き楽なモノではないようです。これまでアル
ゼンチンのアーティストを見てきた印象ではみんな全く庶民感覚。ちっともスターぶらない偉そばらない。気軽に
好きな歌手にBeso(ほっぺにキス)が出来るのも、何てイイじゃーないですかっ!
でも中高生の若い女の子のファンの反応は日本のそれと同じで「キャー」っと失神しそうな勢いですが。

フォルクローレとの出逢い
ブエノスに来た当時の奉公先関係者が非常にフォルクローレを愛する方だったので、色々と連れていただいたのが
そもそものきっかけ。フォルクローレをこよなく愛する(前世は絶対アルゼンチン人だった?!)同世代の日本人ご
夫妻に出会えたのも幸運でした。そこからチャランゴ演奏に興味を持ったりもしました。

2.ロス・チャルチャレーロスは1998年グループ創立から50周年を記念した超大御所。さすがに観客は年長
者が多かったですが、その歌声は素晴らしく感動もの。

3.ノチェーロスは、その当時若手で勢いがでてき始めたところをすかさず奉公仲間の先輩がお勧めしてくれ行
きました。若いながら歌の上手さに驚き人気のすごさにも圧倒された。今はもっと人気者。

4.前述チャリティーコンサートで興味を持った大御所メルセデス・ソーサのルナ・パルクでのコンサートにも行
きました。当時病を克服して復活したソーサの姿に聴衆が感動していたのが印象的でした。

5.グループ・ボーカル・アルヘンティーノは奉公先関係者にいざなわれたわけですが非常にレベルが高かっ
た。スゴイっという緊張感でぴりぴりきました。このグループを主宰したチャンゴ・ファリアス・ゴメスおじちゃん
も、ゲストで登場して当時は何者か判らずに聞いてましたがやはり、それでも何かしら心に響くものがあっておじ
ちゃんの印象は忘れられず強烈だったわけです。